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日本の焼酎を世界に普及させる「Sho-Chuプロジェクト」を九大研究室と共同で立ち上げました。

2013/06/08

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12月 九州コンタクトサポートセンター開設

2013 年 6月 25日
「Sho-Chuプロジェクト」立ち上げについて

九大イデアラボ代表 坂口光一
(九州大学大学院 統合新領域学府 教授)
株式会社 Zation 代表取締役 田村佳則

九州の酒「焼酎」を世界デビューさせ、世界の人びとから選ばれ・愛される酒にしていくための
プロジェクトを立ち上げたいと思います。名づけて「Sho-Chuプロジェクト」。
焼酎は、圧倒的シェア(本格焼酎の93%が九州で生産)、独自性(九州発の地酒)、多様性(た
くさんの種類・たくさんの蔵元)、開放性(多様な飲み方)、地域網羅性(全県で生産)、ヘルシ
ー(健康にいい)等、じつに多様な魅力を兼ね備えた、九州が世界に誇ることのできる宝です。
しかし、このままでは人口減少のなかで、地域経済を担う産業としてはもちろんのこと、焼酎の
文化そのものもじわじわと衰退していくことが懸念されます。そこで、世界の中心都市・ニューヨ
ークを拠点に、これまでなかった戦略と手法で情報を発信し、新しいファンと市場をつかんでいき
たいと考えます。
焼酎の国際展開については、これまでも行政サポートを受けた見本市出展やイベント開催等の取
り組みがなされてきました。あるいは、現地ディストリビューター(卸売業者)を使った輸出の取
り組みも数多くなされてきました。しかし、いずれも継続的・発展的な事業になっているとはいえ
ない状況です。
その原因としては、(1) バイヤーとの接点を発展させ商談につなげていく体制がとれないこと
(2) ディストリビューターに頼りきりで独自のマーケティング活動が展開できていないこと (3)
現地ユーザーの「生の情報」を商品開発とマーケティングにつなげていく仕組みがないこと (4) 「焼
酎」の認知度がゼロに近い状態のなかで、個別蔵元の取り組みが生きてこないこと(最近では“Soju”
の一種として流通するケースもあり)、等があると考えます。
そこで、「Sho-Chuプロジェクト」では、NYマンハッタンに拠点(展示会が可能なオフィス)をも
ち、グローバルにバックオフィスサービス事業を手がける(株)Zation の経営資源とノウハウを投入
していくことで、上記の問題解決を行っていきます。
そのポイントは、① NYを基軸としたアメリカ市場への商品PR強化、② 現地での潜在需要の
リサーチとマーケティング、③ デュストリビューター営業マンへの販促支援、の3点です。
また、「焼酎」の認知を広げ、焼酎を試してみたいというニューヨークの人びとのハートをつか
むために、九州の酒「焼酎」の統合イメージをビジュアル化し、焼酎の魅力を世界に発信していく
ための英文コンテンツ(Webサイト、Sho-Chu Book等)を制作していきます。さらに、焼酎の魅力を
文化やライフスタイル(Sho-Chuスタイル)として発信していくための活動を、動画投稿サイト
Youtube 等を使って展開していきます。この部分は、「感性産業」の実践研究を行っている九大イ
デアラボ(九州大学 坂口研究室)が担います。
「Sho-Chuプロジェクト」は産学官連携プロジェクトです。ニューヨークを拠点とした個別蔵元の
ブランド展開と販売の支援とあわせて、Sho-Chu(焼酎)じたいの認知を共同で広げていく活動を行
っていきます。「国酒」に向けた政府の展開やクールジャパン推進事業(経済産業省)等の活用も
図りながら、蔵元、産地、県の壁をこえたオール九州の動きを、趣旨に御賛同いただいた蔵元の協
同事業として展開していきたいと考えます。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
(連絡先)Sho-Chuプロジェクト事務局

福岡市東区箱崎6-10-1 九州大学大学院 統合新領域学府 九大イデアラボ内
Email:shochu.project@gmail.com mobile:090-2078-3599(坂口)

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