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「日本経済新聞 」にて日本の焼酎を世界に普及させる「Sho-Chuプロジェクト」が紹介されました。

2013/07/02

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12月 九州コンタクトサポートセンター開設

2013 年 6月 25日
「Sho-Chuプロジェクト」立ち上げについて

九大イデアラボ代表 坂口光一
(九州大学大学院 統合新領域学府 教授)
株式会社 Zation 代表取締役 田村佳則

九州の酒「焼酎」を世界デビューさせ、世界の人びとから選ばれ・愛される酒にしていくためのプロジェクトを立ち上げたいと思います。名づけて「Sho-Chuプロジェクト」。
焼酎は、圧倒的シェア(本格焼酎の93%が九州で生産)、独自性(九州発の地酒)、多様性(たくさんの種類・たくさんの蔵元)、開放性(多様な飲み方)、地域網羅性(全県で生産)、ヘルシー(健康にいい)等、じつに多様な魅力を兼ね備えた、九州が世界に誇ることのできる宝です。
しかし、このままでは人口減少のなかで、地域経済を担う産業としてはもちろんのこと、焼酎の文化そのものもじわじわと衰退していくことが懸念されます。
そこで、世界の中心都市・ニューヨークを拠点に、これまでなかった戦略と手法で情報を発信し、新しいファンと市場をつかんでいきたいと考えます。
焼酎の国際展開については、これまでも行政サポートを受けた見本市出展やイベント開催等の取り組みがなされてきました。
あるいは、現地ディストリビューター(卸売業者)を使った輸出の取り組みも数多くなされてきました。
しかし、いずれも継続的・発展的な事業になっているとはいえない状況です。
その原因としては、(1) バイヤーとの接点を発展させ商談につなげていく体制がとれないこと(2) ディストリビューターに頼りきりで独自のマーケティング活動が展開できていないこと (3)現地ユーザーの「生の情報」を商品開発とマーケティングにつなげていく仕組みがないこと (4) 「焼酎」の認知度がゼロに近い状態のなかで、個別蔵元の取り組みが生きてこないこと(最近では“Soju”の一種として流通するケースもあり)、等があると考えます。
そこで、「Sho-Chuプロジェクト」では、NYマンハッタンに拠点(展示会が可能なオフィス)をもち、グローバルにバックオフィスサービス事業を手がける(株)Zation の経営資源とノウハウを投入していくことで、上記の問題解決を行っていきます。
そのポイントは、① NYを基軸としたアメリカ市場への商品PR強化、② 現地での潜在需要のリサーチとマーケティング、③ デュストリビューター営業マンへの販促支援、の3点です。
また、「焼酎」の認知を広げ、焼酎を試してみたいというニューヨークの人びとのハートをつかむために、九州の酒「焼酎」の統合イメージをビジュアル化し、焼酎の魅力を世界に発信していくための英文コンテンツ(Webサイト、Sho-Chu Book等)を制作していきます。
さらに、焼酎の魅力を文化やライフスタイル(Sho-Chuスタイル)として発信していくための活動を、動画投稿サイトYoutube 等を使って展開していきます。
この部分は、「感性産業」の実践研究を行っている九大イデアラボ(九州大学 坂口研究室)が担います。
「Sho-Chuプロジェクト」は産学官連携プロジェクトです。
ニューヨークを拠点とした個別蔵元のブランド展開と販売の支援とあわせて、Sho-Chu(焼酎)じたいの認知を共同で広げていく活動を行っていきます。
「国酒」に向けた政府の展開やクールジャパン推進事業(経済産業省)等の活用も図りながら、蔵元、産地、県の壁をこえたオール九州の動きを、趣旨に御賛同いただいた蔵元の協同事業として展開していきたいと考えます。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
(連絡先)Sho-Chuプロジェクト事務局

福岡市東区箱崎6-10-1 九州大学大学院 統合新領域学府 九大イデアラボ内
Email:shochu.project@gmail.com mobile:090-2078-3599(坂口)

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